聖徳太子の能力

管理者の若松です。

新型コロナの影響。ほんとに大変な困難です。

早く収束するよう願うばかりです。

さて、聖徳太子は多くの能力を発揮した方でした。

仏教を普及し平和な国土を築きました。

聖徳太子ですが、一度に何十人の話を聞き分けたとの逸話からもある特殊な能力が備わっていたものと思われます。

こんな逸話があります。聖徳太子の叔父にあたる方に崇峻天皇(すしゅんてんのう)がおられます。

この天皇は数多くいる天皇のなかでも暗殺された珍しい天皇です。

ある時天皇が聖徳太子に自分の事を占ってくれと言いました。

太子は最初は断りましたが何度も懇願されるので仕方なく占うことにしました。

「まことに言いにくいのですが、天皇、あなたは人に恨まれて殺される運命にあります。目に赤い筋が入っています。それは人の恨みを買う相です」と言いました。

驚いた天皇は「それは本当か!ではそれを防ぐにはどうしたらよいのだ」といいました。「それは非常に難しいのです。しかし五常の徳(仁・義・礼・知・心)に努めれば大丈夫でしょう」と言いました。

天皇は了解しました。

ある時、天皇に猪の子を献上に上がった使者がいました。

天皇はその使者から猪の子を奪うやいなや、猪の子の目玉を剣で刺し「いつか、憎い奴をこのような目にあわせてやるわ!」と悩乱しました。

それを見ていた太子は「なんということでしょう!」と嘆きました。

天皇は短気で五常の徳を実行することができませんでした。

それでも太子は影ながらやってくる使者や従者(部下)に対して、天皇の心配りだと言って、贈り物を与えたりしてできるだけ天皇のイメージを損ねないように憎まれないように助けていたのでした。

しかし、ある時に使者の口からあの猪の子の一件がうわさとなり、豪族の蘇我馬子(そがのうまこ)の耳に入りました。

馬子は「天皇が憎んでいるのはきっと俺のことだ。よし先にやってしまえ!」と2名の暗殺者を送り込んで天皇を暗殺してしまったのでした。

この事が意味するのは短気(怒り)は災いや誤解を呼び寄せてしまい、軽率な発言は慎まねばならないことを教えています。

思ったことをすぐに口にするのではなく七度心の中で繰り返してから発言せよとも言われています。

私自身も気をつけねばなりません。

しかし、さすが聖徳太子ですね。