ものさし

管理者の若松です。

直感というのも、非常に大切なものですが、

時には、直感で感じたことが時間とともに変化していくこともありますね。

モノと違って、人は変化していく場合があります。

最初「嫌な人だなぁ」とか「苦手なタイプだなぁ」と感じた人が、時間の経過とともに、「嫌な人なんだけど、気の毒な人だなぁ」とか「大変な苦労をしているなぁ」と感じて、同じ人でも、見方や接し方が変化していく場合もあります。

ニューヨークの地下鉄で実際に合ったお話です。

列車の中で兄弟と思われる男の子が、他の乗客の迷惑も考えず、走り回ったり、騒いだりしています。

近くに、父親と思われる男性がボォーっとした表情で、子どもたちに注意するでもなく、平気な様子です。

他の乗客たちは「なんて、非常識な父親なんだ!」とか
「こんな父親に育てられたらろくな大人にならない!」など、反感がつのっていました。

ある乗客が、思い余って、「君の子ども達だろ?少しは注意したらどうなんだ!」と大きな声でその父親と思われる男性に向かって怒鳴りました。

すると、その男性はハッと我に返って、「すいません!私の子どもたちが迷惑をおかけしてしまって。実は、今日病院で妻が亡くなってしまい、この子たちにお母さんが死んだことを伝えないといけないのと、これから子ども達をどうやって育てていこうかと、そのことばかり考えてしまって、気が付きませんでした。」

それを聞いた乗客たちは、自分たちがその場の見たことだけで、人を判断してしまったことを反省したのです。

その場、その時だけの思いや感情ですべてを判断せず、長い目、まるい心で、いろんな物差しを当てて、判断できるようになりたいものです